看護師が仕事を辞めようと考える際の理由として「夜勤」の存在があります。夜勤があることで生活リズムを保つことが難しく、慣れないうちは体調を崩すこともあります。しかし、夜勤の存在を理由に退職することを考えているのであれば、考え直す余地が十分にあります。夜勤とは上手に付き合うこともできますし、別の形でも夜勤で辞めたいと考える理由を解消することもできます。
夜勤を続けることで不妊になってしまう看護師がいます。今では男性の看護師が増えてきてはいますが、まだまだ現在働いている方の9割は女性看護師です。そして女性の幸せとして結婚と出産がありますが、もし不妊になってしまえばこの出産という幸せを掴むことが難しくなってしまいます。
夜勤をこなす人の中には安定剤や睡眠剤といった薬を使用しながら続けているかたもいらっしゃいますが、本当にそこまでしなければならないのでしょうか。また、責任感が強く自分が辞めることで周囲に迷惑がかかってしまう、という理由で夜勤を続けながら徐々に体がもたなくなってくることもあります。
このように夜勤と上手に付き合えなければ、辞めたいと考える代表的な理由になることもよく理解できます。しかし、看護師を辞める前にこのような悩みを解決することができないかを考え直してみませんか。
夜勤による生活リズムの乱れからホルモンバランスが崩れやすく、精神的に疲れてしまうことが多くあります。精神的な疲れを促進させるもののひとつがストレスですね。
このストレスを解消していくことによって夜勤をこなすことが難しくなくなることもあります。ストレスを解消するのに有効なことはよく眠ることです。実は精神的な疲れと体力的な疲れはリンクしていることが多いです。つまり体力的に疲れてくると精神的な疲れも感じやすくなるということです。まずは単純な方法ですが、よく眠ることを意識して過ごしてみてください。それでも難しいといった場合は次の手段を取ることもできます。
精神的、体力的な疲れをとることが難しいとなった場合には夜勤のない転職先を探しましょう。病棟で働くことだけが看護師ではありません。夜勤のない代表的な職場を紹介しますので、転職する際のご参考にしてみてください。
夜勤がなく日勤のみの仕事となれば、まず思い浮かぶのはクリニックです。人気のクリニックとなれば少し難しいかもしれませんが、病棟で働くほど忙しいのは稀です。仕事内容自体も楽になることが多いので体力的な面で余裕ができるでしょう。
次は外来です。外来は病棟で勤めていれば説明する必要もないかもしれませんが、定時であがっている方がほとんどなはずです。現在の病院内で異動が可能であれば相談すると良いでしょう。
以上のように「看護師という仕事は好きだけど、夜勤が体力的に厳しい」という方で仕事を辞めたいと考えているなら、辞めるのはもったいないです。夜勤の存在していない職場で勤めてから考えていくことを強くおすすめします。